韓国語文法|「ㄹ」活用・Ara式 S.N.P / R.M
韓国語「ㄹ」不規則・「ㄹ」脱落
S.N.PとR.Mで迷わない覚え方
살다 → 사는 / 삽니다 / 사세요 のようにㄹが消える時もあれば、 살면 / 놀러 / 만들려고 のようにㄹが残る時もあります。 Ara韓国語学院では、まず語尾の「다」を取って語幹を確認し、そのあと「ㄹ」活用だけは一般的な活用分類ではなく、S.N.P=「ㄹ」が脱落するルールと R.M=「(으)」がなくなるルールで判断します。
2026年9月5日公開 編集:Ara韓国語学院
まず3行で結論
韓国語の「ㄹ」不規則・「ㄹ」脱落とは?
例:살다 + -는 → 사는、 살다 + -(스)ㅂ니다 → 삽니다。
日本の韓国語教材では「ㄹ不規則」「ㄹ変則」と呼ばれることが多いですが、 国立国語院では、ㄹが特定の条件で例外なく脱落することから、 現在は単純なㄹ脱落・規則的な現象として説明する見方も示されています。
この記事では検索でよく使われる「ㄹ不規則」という名称も使いますが、学習の中心は「いつㄹが消え、いつ残るか」を理解することです。
活用のスタート|①「다」を取る → ②残った語幹を見る
動詞・形容詞の活用は、まずここから
ポイント:
「ㄹ」活用でも、いきなりS.N.Pを見るのではありません。
まず「다」を取る → 語幹の最後が「ㄹ」か確認する → S.N.P / R.Mへ進む
という順番で考えます。
Ara式|S.N.PとR.Mを分ければ簡単
「(으)」「(스)」そのものを見て判断しないでください。
S.N.Pで見るのは括弧の中ではなく、その後ろに来る最初の子音です。
ㅅ(S)・ㄴ(N)・ㅂ(P)
ㄹそのものが脱落するルール。
Araで使う「(으)削除」の覚え方
ㄹは残し、括弧の(으)だけがなくなるルール。
重要:S.N.PとR.MはAra韓国語学院で学習者が覚えやすいように使っている説明方法です。 国立国語院の正式な文法用語ではありません。
S.N.P|ㅅ・ㄴ・ㅂが来たらㄹが脱落
語幹がㄹパッチムで終わる時、S.N.Pの判断では「(으)」を絶対に判定材料にしません。 まず (으)を完全に無視し、その後ろの最初の子音だけを見ます。 その子音が ㅅ・ㄴ・ㅂ ならS.N.Pです。 この場合に消えるのは(으)ではなく、語幹のㄹです。
見るのは、(으)の後ろに来る最初の子音です。そこが ㅅ・ㄴ・ㅂ なら S.N.P です。表では ↓ここ の印で視線を誘導しています。 예) 살다 + -(으)시다 → 「시다」の最初の子音 = ㅅ 예) 살다 + -(으)니까 → 「니까」の最初の子音 = ㄴ 예) 살다 + -(스)ㅂ니다 → 「ㅂ니다」の最初の子音 = ㅂ
| パターン | 作り方 ↓ (으)の後ろを見ます |
結果 | Ara判断 |
|---|---|---|---|
| N=ㄴ | 살다 + -↓N는 | 사는 | S.N.P ㄹ脱落 |
| N=ㄴ | 만들다 + -↓N는 | 만드는 | S.N.P ㄹ脱落 |
| P=ㅂ | 살다 + -(스)↓Pㅂ니다 | 삽니다 | S.N.P ㄹ脱落 |
| P=ㅂ | 만들다 + -(스)↓Pㅂ니다 | 만듭니다 | S.N.P ㄹ脱落 |
| S=ㅅ | 살다 + -(으)↓S시다 | 사시다 | S.N.P ㄹ脱落 |
| S=ㅅ | 열다 + -(으)↓S세요 | 여세요 | S.N.P ㄹ脱落 |
| N=ㄴ | 살다 + -(으)↓N니까 | 사니까 | S.N.P ㄹ脱落 |
「-(으)시다」はどう考える?
- 살다 + (으)시다を見る。
- 最初に「(으)」を消して見る。 日本人学習者はここで(으)を見ようとしないこと。
- (으)の後ろに残る最初の子音はㅅ。
- ㅅはS.N.PのSなので、語幹のㄹが脱落する。
- 살 → 사 となり、パッチムがなくなる。
- 結果として「으」も必要なく、사시다。
国立国語院の辞書説明では、ㄹはㄴ・ㅂ・ㅅで始まる語尾や語尾「-오」の前で脱落するとされています。 Araの初級授業では、まず使用頻度が高く応用しやすいS.N.Pを軸に整理します。
R.M|ㄹは残して「(으)」だけを取る
次は、S.N.Pに当てはまらず、語幹の「ㄹ」を残すケースです。Araでは、「-(으)…」型で「ㄹ」は残り、(으)だけがなくなるパターンをR.Mとして整理します。
見てほしいのは、(으)のすぐ後ろにある最初の文字です。 예) 살다 + -(으)면 → 「면」の最初の子音 = ㅁ 예) 놀다 + -(으)러 → 「러」の最初の子音 = ㄹ
| 文法 | 作り方 ↓ (으)の後ろを見ます |
結果 | Ara判断 |
|---|---|---|---|
| -(으)면 | 살다 + -(으)↓M면 | 살면 | R.M (으)削除 |
| -(으)러 | 놀다 + -(으)↓R러 | 놀러 | R.M (으)削除 |
| -(으)려고 | 살다 + -(으)↓R려고 | 살려고 | R.M (으)削除 |
| -(으)면서 | 만들다 + -(으)↓M면서 | 만들면서 | R.M (으)削除 |
| -(으)면 | 알다 + -(으)↓M면 | 알면 | R.M (으)削除 |
「놀러 가다」はなぜ「노러 가다」ではない?
- 놀다 + (으)러 가다を見る。
- 「(으)」を外して次の子音を見るとㄹ。
- ㄹはS.N.P(ㅅ・ㄴ・ㅂ)ではないので、語幹のㄹは消さない。
- R.Mで「(으)」だけを取る。
- 놀 + 러 = 놀러。
S.N.PとR.M|迷った時の判断順
- まず動詞・形容詞の語尾「다」を取る。
- 残った語幹の最後が「ㄹ」パッチムか確認する。
- S.N.P判断では「(으)」「(스)」を必ず無視する。
- 括弧の後ろに来る最初の子音を見る。
- それがㅅ・ㄴ・ㅂならS.N.P → 「ㄹ」を脱落。
- ㅅ・ㄴ・ㅂでなく、-(으)型ならR.M → 「ㄹ」は残し、(으)だけを取る。
- 最後に完成した形を確認する。
(으)をいったん隠す → 次はㄴ → S.N.P。
(으)をいったん隠す → 次はㅁ → S.N.Pではない → R.M。
この사니까 / 살면の違いが分かれば、S.N.PとR.Mの考え方はほぼ理解できています。
よく出る「ㄹ」パッチム活用をまとめて比較
| 原形 | 文法 | 正しい形 | 何が起きた? |
|---|---|---|---|
| 살다 | -는 | 사는 | S.N.P ㄹ脱落 |
| 살다 | -(으)시다 | 사시다 | S.N.P ㄹ脱落 |
| 살다 | -(으)니까 | 사니까 | S.N.P ㄹ脱落 |
| 살다 | -(으)면 | 살면 | R.M (으)削除 |
| 살다 | -(으)려고 | 살려고 | R.M (으)削除 |
| 놀다 | -(으)러 | 놀러 | R.M (으)削除 |
| 만들다 | -(으)면서 | 만들면서 | R.M (으)削除 |
「ㄹ」不規則と「르」不規則は別
살다 → 사는 / 삽니다
語幹末のㄹが条件によって脱落。
모르다 → 몰라요
語幹末が르の別の活用。今回のS.N.Pとは別ルール。
日本人学習者がよく間違える形
| 間違い | 正しい形 | 理由 |
|---|---|---|
| 살으시다 | 사시다 | S=ㅅ → S.N.Pでㄹ脱落 |
| 살으니까 | 사니까 | N=ㄴ → S.N.Pでㄹ脱落 |
| 놀으러 가다 | 놀러 가다 | R.Mで(으)だけ削除 |
| 사면(살다の意味で) | 살면 | ㅁはS.N.Pではない。ㄹを残す |
| 사려고(살다の意味で) | 살려고 | -려고ではㄹを残す |
| 만들습니다 | 만듭니다 | P=ㅂ → S.N.Pでㄹ脱落 |
ミニ練習問題|S.N.P? R.M?
1. 살다 + -는 → ?
N=ㄴなのでS.N.P。ㄹが脱落します。
2. 살다 + -(으)면 → ?
次はㅁでS.N.Pではありません。R.Mで(으)だけを取ります。
3. 놀다 + -(으)러 가다 → ?
R.M。(으)を取り、ㄹはそのまま残します。
4. 만들다 + -(스)ㅂ니다 → ?
P=ㅂなのでS.N.P。ㄹ脱落。
5. 알다 + -(으)니까 → ?
N=ㄴなのでS.N.P。ㄹ脱落。
6. 살다 + -(으)려고 → ?
R.M。(으)だけを取り、ㄹは残します。
よくある質問
S.N.Pを判断する時、最初に何を見ればいいですか?
ㄹパッチムなら、いつでもㄹが消えますか?
「살면」と「사니까」は、なぜ形が違うのですか?
「놀러」はㄹが一つ減ったように見えますが、ㄹ脱落ではないのですか?
S.N.P・R.Mは韓国の正式な文法用語ですか?
「ㄹ不規則」と「르不規則」は同じですか?
文法説明の確認基準
国立国語院の公開説明では、語幹末のㄹがㄴ・ㅂ・ㅅで始まる語尾や「-오」の前で脱落するとされ、 現在では例外なく起きるため単純なㄹ脱落として見る説明も示されています。 また、世宗韓国語の教員用資料では、-(으)러は母音またはㄹで終わる語幹に-러、 ㄹ以外の子音には-으러を付けると説明されています。
「ㄹ」活用が迷ったら、授業で必ず聞いてください
Ara韓国語学院の生徒さんへ
できるだけ分かりやすく説明しましたが、 「ㄹ」活用は S.N.PとR.Mを瞬時に見分ける必要があるため、 最初はどうしても迷いやすい文法です。
「사시다 と 살면 はなぜ違うの?」 「삽니다 の時はどこを見るの?」 「놀러 はなぜㄹが残るの?」など、 少しでも分からないところや迷うところがあれば、 そのままにせず、ぜひ担当講師に聞いてください。
一度で全部覚えようとしなくて大丈夫です。
分からないところは、授業で何度でも質問してくださいね。
「分かる」から「使える」まで、担当講師がしっかりサポートします。
Araでは、文法をただ暗記するのではなく、 「どこを見て、なぜその形になるのか」を理解してから、 実際に使えるようになるまで練習します。
韓国語を「覚える」だけでなく「使える」ようになりたい方は、 無料体験レッスンでAraの授業を体験してみてください。
文法を「分かる」から「使える」へ
Ara韓国語学院では、まず「다」を取り、語幹を確認したうえで、S.N.P・R.Mのような共通ルールを使って自分で正しい形を作れるように練習します。さらに、覚えた文法を実際の会話で使えるところまでつなげていきます。