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2026-08-19 02:02:00

ハングルとは?初心者向けに仕組みをわかりやすく解説

ChatGPT Image 2026年8月19日 02_07_53.pngハングルは子音と母音を組み合わせて作る、韓国語を書くための文字です。
Ara はじめての韓国語|第2回

ハングルとは?
初心者向けに仕組みをわかりやすく解説

「韓国語を勉強したいけれど、 ハングルが記号のように見えて難しそう……」 そんな韓国語初心者の方へ。 実はハングルは、 一つひとつの完成した文字を丸暗記するのではなく、 子音と母音という基本パーツを組み合わせて作る文字 です。 今回は、ハングルとは何なのか、 どのように作られ、 どんな仕組みで読めるのかを ゼロからわかりやすく解説します。

まず結論

ハングルとは、韓国語を書くための文字です

韓国語は「言語」、 ハングルはその韓国語を書くための「文字」です。 ハングルは、 子音+母音+必要に応じてパッチム を組み合わせ、 一つの音節を四角いまとまりのようにして書きます。 たとえば、 ㄱ+ㅏ=가 です。 仕組みを理解すれば、 完成した文字を一つずつ丸暗記する必要はありません。

この記事でわかること

  • 「韓国語」と「ハングル」の違い
  • ハングルがいつ、誰によって作られたのか
  • ハングルの子音と母音の仕組み
  • なぜハングルが四角い形に見えるのか
  • 「가」「한」「글」をパーツに分解する方法
  • 「基本24字」と「子音19・母音21」の違い
  • 初心者におすすめのハングル学習方法

「韓国語」と「ハングル」は同じではありません

初心者の方が最初に整理しておきたいのが、 「韓国語」と「ハングル」の違い です。

韓国語は、人が話したり聞いたりする 言語です。 一方、ハングルは、 その韓国語を書くために使われる 文字です。

言葉 意味 日本語で考えると
韓国語 言語 「日本語」にあたるもの
ハングル 韓国語を書く文字 ひらがな・カタカナなどの「文字」にあたるもの
韓国語=言葉
ハングル=その言葉を書く文字

まずはこの違いを覚えておきましょう。

ハングルはいつ、誰が作った?

ハングルのもとになった文字 「訓民正音(훈민정음)」は、 朝鮮王朝第4代国王 世宗(セジョン)大王 によって作られました。

1443 訓民正音を創製 世宗大王が、 新しい文字「訓民正音」を完成させました。
1446 『訓民正音』を刊行 新しい文字を作った目的や原理、 使い方などを説明した本 『訓民正音』が刊行されました。

つまり、 1443年=文字の創製
1446年=文字の原理や使い方を説明した『訓民正音』の刊行
と覚えるとわかりやすいでしょう。

『訓民正音』解例本は、 ハングルを作った目的・原理・使用例などを伝える 貴重な記録として、 1997年にUNESCO「世界の記憶」に登録されています。

最初のハングルは28字、現在の基本字母は24字

ハングルが作られた当時の訓民正音には、 子音17字+母音11字=28字 がありました。

その後、韓国語の音や表記が変化し、 現在の基本字母は、 子音14字+母音10字=24字 です。

現在の基本子音14字

現在の基本母音10字

初心者の方は、 創製当時の28字を覚える必要はありません。
まず現在使われている基本子音14字と 基本母音10字から始めましょう。

ハングルは「子音+母音」を組み合わせて作る

ハングルを理解するとき、 一番重要なのがこの仕組みです。

完成した文字を一つずつ覚えるのではなく、 子音と母音というパーツを組み合わせて 一つの音節を作ります。

子音 母音 完成した文字

この仕組みがわかれば、 「가・나・다・마」を 4つの別々の記号として暗記する必要はありません。

ハングルは「完成した文字」ではなく、 中に入っている子音と母音を見る。
これが初心者のハングル学習で とても大切な考え方です。

ハングルの子音はどのように作られた?

訓民正音の子音には、 ㄱ・ㄴ・ㅁ・ㅅ・ㅇ という5つの基本字があります。

これらの基本字は、 音を発音するときの 発音器官や発音するときの形 をもとに作られました。

基本子音 文字の考え方
舌の奥が喉の奥側に触れる形
舌先が上の歯茎に触れる形
口・唇の形
歯の形
喉の形

線を加えて別の子音を作る

基本となる文字に線を加える 「加画(かかく)」 という方法も使われました。

つまりハングルの子音は、 完全に無関係な記号を並べたのではなく、 音の特徴と文字の形に一定の関係がある ように設計されています。

ハングルの母音は「天・地・人」が基本

訓民正音が作られた当時、 母音の基本になったのは、

の3つでした。

基本字 表しているもの
天・空
地・大地

これらを組み合わせることで、 ㅏ・ㅓ・ㅗ・ㅜ などの母音が作られました。

さらに形を発展させ、 ㅑ・ㅕ・ㅛ・ㅠ などの母音も作られました。

現在、 ㆍ(アレア)は 現代韓国語の基本的な表記では使われません。
ただし、 現在使われている母音の形を見ると、 ハングル創製時の仕組みが残っていることがわかります。

なぜハングルは四角い文字に見えるの?

ハングルは、 アルファベットのように 子音と母音を横へ一列に並べません。

一つの音節ごとに、 子音と母音を一つのまとまりにして書きます。

한글

「한글」という二つの文字を 分解してみましょう。

ㅎ + ㅏ + ㄴ
ㄱ + ㅡ + ㄹ

つまり、

한글

ハングルを知らないと 一つの複雑な記号に見えますが、 中身を見ると、 子音と母音という小さなパーツが 組み合わさっている ことがわかります。

子音と母音の位置にもルールがあります

ハングルでは、 母音の形によって 子音との配置が変わります。

縦長の母音

ㅏ・ㅓ・ㅣ などの縦長の母音は、 子音の右側に置きます。

横長の母音

ㅗ・ㅛ・ㅜ・ㅠ・ㅡ などは、 子音の下に置きます。

完成した文字の形を丸暗記するのではなく、 「どの子音+どの母音?」 と分解する癖をつけましょう。

母音から始まる音には「ㅇ」を使います

では、 のように母音から始まる音は どう書くのでしょうか。

この場合、 最初にある ㅇは発音しません。

たとえば、

아 어 오 우 이

の最初のㅇは、 母音を音節の形にまとめるために使われています。

注意: ㅇはいつも無音ではありません。
文字の下、 つまりパッチムとして使われるㅇには音があります。

「가」と「한」の違い|パッチムとは?

次の二つの文字を比べてみましょう。

ㄱ + ㅏ
ㅎ + ㅏ + ㄴ

「한」の下にある が、 パッチム(받침) です。

ハングルの音節は、

初声 中声 終声

という形になることがあります。 終声にあたる部分がパッチムです。

今の段階では、 パッチムの発音ルールを 全部覚える必要はありません。
「文字の下にも子音があることがある」 と理解できれば十分です。

「基本24字」なのに「子音19・母音21」と書いてあるのはなぜ?

韓国語の教材を見ていると、 「ハングルは24字」 と書かれているものもあれば、 「子音19個・母音21個」 と説明されることもあります。

これは、 数えている対象が違うためです。

分類 内容
基本字母 24 子音14+母音10
初声として使う子音 19 基本子音14+濃音5
中声として使う母音 21 基本母音10+組み合わせた母音11

たとえば子音には、 ㄲ・ㄸ・ㅃ・ㅆ・ㅉ のような濃音があります。

母音にも、 ㅐ・ㅔ・ㅘ・ㅝ・ㅢ などがあります。

初心者の方は、 最初から全部を覚える必要はありません。
基本子音14字+基本母音10字 から始めて、 そのあと少しずつ広げていきましょう。

ここまで読めたら挑戦!ハングルを分解してみよう

完成した文字の中に、 どの子音と母音が入っているか 見つけてみましょう。

ハングル分解ミニ練習
① 나
答え:ㄴ + ㅏ
② 고
答え:ㄱ + ㅗ
③ 아
答え:ㅇ + ㅏ
最初のㅇは発音しません。
④ 한
答え:ㅎ + ㅏ + ㄴ
最後のㄴがパッチムです。
⑤ 글
答え:ㄱ + ㅡ + ㄹ

ここまで分解できれば、 ハングルはもう単なる 「不思議な記号」ではありません。

ハングル初心者におすすめの覚え方

初心者の方におすすめなのは、 完成した文字を絵のように丸暗記しないこと です。

たとえば、

가 고 구 기

を4つの別々の文字として覚えるのではなく、 共通している に注目してみます。

가 = ㄱ + ㅏ
고 = ㄱ + ㅗ
구 = ㄱ + ㅜ
기 = ㄱ + ㅣ

このように、 同じ子音に母音を入れ替えて読む練習をすると、 ハングルの仕組みを理解しながら覚えることができます。

カタカナだけで覚えない

カタカナは、 最初の補助として使うことはできます。

ただし韓国語には、 日本語と完全には一致しない音があります。

おすすめは、
ハングルを見る

実際の韓国語の音を聞く

自分で声に出す


という流れです。
ARA KOREAN LANGUAGE SCHOOL

Araが初心者のハングル学習で大切にしていること

Ara韓国語学院では、 「文字を覚えること」と 「音を覚えること」を切り離さない ことを大切にしています。

ハングルを読めても、 すべてを日本語のカタカナの音だけで覚えてしまうと、 後から韓国語らしい発音との違いに 戸惑うことがあります。

01 文字を見る
02 音を聞く
03 声に出す
04 繰り返し使う

Araでは、 ハングル・発音・文法・会話を バラバラに覚えるのではなく、 学んだ韓国語を実際に声に出し、 少しずつ 「わかる韓国語」から 「話せる韓国語」 につなげることを目指しています。

ハングル初心者のよくある質問

ハングルを全部覚えるまで単語は勉強しないほうがいいですか?

いいえ。 基本的な母音・子音を覚えながら、 「가」「나」「우유」などの簡単な文字や単語を 同時に読んでみるのがおすすめです。

ハングルは何日くらいで読めるようになりますか?

習得速度には個人差があります。 「何日で完全に覚えるか」よりも、 仕組みを理解しながら毎日少しずつ 読む練習を続けることが大切です。

ハングルは全部で24文字ですか?

現在の基本字母は 子音14字+母音10字の24字です。 ただし実際の韓国語では、 濃音や複合母音などを組み合わせて使います。

「ㅇ」は発音しないのですか?

「아」「오」のように 音節の最初にあるㅇは発音しません。 一方、パッチムとして使われるㅇには音があります。

ハングルと発音はどちらを先に勉強すればいいですか?

完全に分ける必要はありません。 ハングルを一つ覚えたら、 その文字の音も一緒に聞いて 声に出すことをおすすめします。

まとめ|ハングルは仕組みを知ればわかりやすい

1
ハングルは韓国語を書くための文字
2
1443年に世宗大王が訓民正音を創製
3
創製当時は28字、現在の基本字母は24字
4
子音と母音を組み合わせて文字を作る
5
子音基本字は発音器官や発音の形をもとに作られた
6
母音基本字は天・地・人をもとに作られた
7
子音・母音・必要ならパッチムを音節単位でまとめて書く
8
完成した文字を丸暗記するより、パーツに分解して理解する

最初は複雑な記号に見えるハングルも、 가 = ㄱ + ㅏ と分解できることがわかると、 少しずつ読み方が見えてきます。

次は、 ハングルを読むために欠かせない 韓国語の母音を 一つずつ学んでいきましょう。

参考・確認資料

本記事では、ハングルの創製時期・創製原理・字母数などの確認に、 国立国語院・国立ハングル博物館・UNESCOの公開資料を参照しています。

国立ハングル博物館|訓民正音とハングルデザイン

国立ハングル博物館|訓民正音、千年の文字計画

国立国語院

UNESCO|Hunminjeongum Manuscript

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