韓国語「르不規則」の活用
なぜ「몰라요・불러요」になる?
「르」のㅡが脱落し、前の音節にㄹが一つ加わる仕組みを、 原形から順番に組み立てながら分かりやすく整理します。
모르다 → 몰라요、 부르다 → 불러요を見ると、 「どうして르が라・러になったの?」「なぜㄹが二つ見えるの?」と迷いやすいですね。
르不規則も、完成形を丸暗記する必要はありません。 Ara式では、まず語尾の「다」を取り、後ろに来る活用を確認し、変化を順番に作ります。
一番大切なのは、初級で学ぶ一般的な活用では、아/어で始まる形が来た時に変化するという点です。
르不規則は「ㅡ脱落+前にㄹ追加+라/러」
① 르不規則の作り方|まず語尾「다」を取る
動詞・形容詞を活用する時は、必ず原形から始めます。
모르다 + 아/어요 → 몰라요
そして前の音節にもㄹが一つ加わるため、 結果として몰라요・불러요・달라요のようにㄹが二つ現れます。
② なぜㄹが二つ見えるの?|2つのㄹは役割が違う
「ㄹを二回書く」とだけ覚えず、それぞれの行き先を見ましょう。
모르다 → 몰라요 の中にある2つのㄹ
消えるのは母音ㅡで、ㄹは残ります。 さらに前の音節にㄹが一つ追加される、と考えると形が見えやすくなります。
③ 「라」か「러」か|르の前の母音を見る
ㅡが脱落した後、르の一つ前の音節の母音で아・어を選びます。
아を使う → ㄹ라
다르다 → 달라요
모르다 → 몰라요
빠르다 → 빨라요
어を使う → ㄹ러
부르다 → 불러요
기르다 → 길러요
흐르다 → 흘러요
부르다 + 아/어요 → 불러요
ㅡは先に脱落します。必ずその前の母音を見ます。
모르다ならㅗ、 부르다ならㅜが判断基準です。
④ 「요」ではなく、아/어の部分が変化の合図
아/어요だけを覚えると、「요体だけで変化する」と誤解しやすいため注意しましょう。
| 原形 | 後ろに来る活用 | 結果 | 確認ポイント |
|---|---|---|---|
| 모르다 | 아/어요 | 몰라요 | ㅗ → 아、ㄹ라 |
| 다르다 | 아/어서 | 달라서 | 요ではなく아/어が重要 |
| 부르다 | 아/어 보다 | 불러 보다 | ㅜ → 어、ㄹ러 |
| 빠르다 | 아/어도 | 빨라도 | ㅏ → 아、ㄹ라 |
| 고르다 | 았/었다 | 골랐다 | 過去形も아/어系 |
| 기르다 | 았/었다 | 길렀다 | ㅣ → 어、ㄹ러 |
아/어요・아/어서・아/어 보다・아/어도・았/었다を 同じ아/어系として見ると、初めて見る形にも応用しやすくなります。
⑤ 過去形も原形から結合して作る
完成した「몰랐어요」を一つの単語として丸暗記しません。
르不規則を先に適用して몰라・불러を作り、 そこに過去を表すㅆが結合して몰랐다・불렀다になります。
⑥ 아/어以外では、基本的に르はそのまま
(으)活用・(스)ㅂ니다形・そのまま付ける文法では、ㄹを追加しません。
| 活用タイプ | 原形+活用 | 正しい形 | ポイント |
|---|---|---|---|
| (으)活用 | 모르다 + (으)면 | 모르면 | 르にはパッチムがないので으を使わない |
| (으)活用 | 부르다 + (으)니까 | 부르니까 | 르不規則は起こらない |
| (으)活用 | 다르다 + (으)ㄴ | 다른 | 받침なし → ㄴを下に付ける |
| (으)活用 | 부르다 + (으)ㄹ | 부를 | 받침なし → ㄹを下に付ける |
| (스)ㅂ니다形 | 모르다 + (스)ㅂ니다 | 모릅니다 | ㅂを르の下に付ける |
| そのまま付ける | 모르다 + -고 | 모르고 | 語幹を変えない |
| そのまま付ける | 다르다 + -지만 | 다르지만 | 語幹を変えない |
모르다の最後の音節르にはパッチムがありません。 そのため、AraのS.N.P・R.Mで判断するㄹパッチム脱落ルールは適用しません。
⑦ 例外1|르で終わっても、ㄹを追加しない単語
代表的な따르다・치르다は、一般的な르不規則とは違います。
따르다
따라요・따라서・따랐다
前の音節「따」にㄹを追加しません。
× 딸라요
치르다
치러요・치러서・치렀다
前の音節「치」にㄹを追加しません。
× 칠러요 / 치뤄요
따르다 → 따라요、 치르다 → 치러요の形を、 一般的な모르다 → 몰라요と分けて覚えましょう。
⑧ 例外2|「러不規則」になる単語
푸르다・「到達する」の이르다などは、르を残したまま러が付きます。
푸르다
푸르러요・푸르러서・푸르렀다
× 풀러요
이르다(到達する)
이르러요・이르러서・이르렀다
× 일러요(この意味では)
「時間が早い」という意味の이르다は 일러요、 「目的地に到達する」という意味では 이르러요です。
⑨ 3タイプを一目で比較
아/어活用だけを見ると違いがはっきり分かります。
| タイプ | 原形 | 아/어요 | (으)면 | (스)ㅂ니다 | -고 |
|---|---|---|---|---|---|
| 一般的な르不規則 | 모르다 | 몰라요 | 모르면 | 모릅니다 | 모르고 |
| ㄹを追加しない | 따르다 | 따라요 | 따르면 | 따릅니다 | 따르고 |
| 러不規則 | 푸르다 | 푸르러요 | 푸르면 | 푸릅니다 | 푸르고 |
⑩ 日本人学習者がよく間違えるポイント
× 모르어요 ○ 몰라요
× 몰르아요 ○ 몰라요
× 부러요 ○ 불러요
모르다 → 몰라요
따르다 → 따라요
푸르다 → 푸르러요
①「다」を取る → ② 語幹が르で終わるか確認 → ③ 後ろが아/어系か確認 → ④ 一般・ㄹ追加なし・러不規則のどれかを見る。
⑪ ミニ練習|原形から作ってみよう
答えを見る前に、変化の順番を声に出して説明してみましょう。
正しい形は何でしょう?
答えを見る
달라요르のㅡ脱落+前の「다」にㄹ追加。ㅏなので라。
答えを見る
불러서르のㅡ脱落+前の「부」にㄹ追加。ㅜなので러。
答えを見る
모르면아/어活用ではないため르不規則は起こりません。받침なしなので으も使いません。
答えを見る
빨랐다ㅏなのでㄹ라。過去のㅆが結合して빨랐다。
答えを見る
따라요前の音節にㄹを追加しないグループです。
答えを見る
푸르러요一般的な르不規則ではなく、러不規則です。
韓国語「르不規則」よくある質問
Q. 르不規則はいつ起こりますか?
初級で学ぶ一般的な語尾活用では、아/어で始まる活用が続く時に起こります。 아/어요・아/어서・아/어도・았/었다などが代表例です。
Q. なぜ「모라요」ではなく「몰라요」ですか?
르のㅡが脱落するだけでなく、前の音節「모」にㄹが一つ追加されるためです。 元のㄹは아と合わさって라になり、몰라요になります。
Q. 「라」と「러」はどう選びますか?
르のㅡが脱落した後、その前の音節の母音を見ます。 ㅏ・ㅗなら라、それ以外なら러になります。
Q. 「모르면」でもㄹを追加しますか?
いいえ。(으)면は아/어活用ではないため、르不規則は起こりません。 모르다から다を取り、받침がないので으を使わず모르면になります。
Q. 르で終わる単語はすべて르不規則ですか?
いいえ。따르다・치르다のように前の音節へㄹを追加しない単語や、 푸르다・「到達する」の이르다のような러不規則もあります。
「몰라요」を丸暗記する前に、先生と“2つのㄹの行き先”を追ってみましょう♪
Ara韓国語学院の生徒さんへ
르不規則は、完成形だけを見ると 「なぜㄹが二つあるの?」「라と러はどこから来たの?」 と混乱しやすい文法です。
次の授業では、下の中から2〜3個選び、 担当講師と一緒に「다」を取るところから作ってみてください。
2つのㄹはそれぞれどこへ行く?
なぜ라ではなく러?
過去形まで順番に作れる?
なぜ前にㄹを追加しない?
完成形を覚える韓国語から、変化の仕組みを使って自分で作れる韓国語へ。
一つの仕組みが分かれば、初めて見る活用も自分で考えやすくなります。
Araでは、例文を丸ごと暗記するのではなく、 原形から活用を作り、文法という「道具」を自分で使える力を育てます。
韓国語を「覚える」だけでなく「自分の表現として使える」ようになりたい方は、 無料体験レッスンでAraの授業を体験してみてください。
あわせて読みたい|日本人が迷いやすい韓国語文法
不規則活用だけでなく、助詞や似た表現もイメージから整理してみましょう。
不規則活用を「分かる」から「自分で作れる」へ
Ara韓国語学院では、結果だけを暗記するのではなく、 原形から活用を組み立て、自分の言いたい内容として使えるようになるまで練習します。
一般的な르不規則:르のㅡ脱落+前の音節にㄹ追加
ㅏ・ㅗならㄹ라、それ以外ならㄹ러
変化するのは아/어系の活用
(으)活用・(스)ㅂ니다・-고などでは르を保つ
따르다・치르다はㄹ追加なし、푸르다・到達する이르다は러不規則
完成形だけを覚えず、原形 → 「다」を取る → 後ろの活用を見る → 順番に変化 の流れで作ってみましょう。