韓国語「ㅅ不規則」の活用
なぜ「지어요・나아요・지으면」になる?
아/어活用と(으)活用でㅅが消える仕組み、 そしてㅅが消えても「받침あり」と同じように活用する特徴を、 原形から順番に分かりやすく整理します。
짓다 → 지어요、 낫다 → 나아요、 짓다 → 지으면。 どれも語幹の最後にあったㅅが消える活用です。
ただし、ㅅが消えた後を普通の받침なし語幹と同じように考えると、 지면のような間違いが起こります。
ㅅ不規則の最大の特徴は、 ㅅの文字は消えても、(으)活用では「もともと받침があった語幹」と同じように括弧内の으を使う ことです。
ㅅ不規則は「ㅅは消える。でも받침の席は残る」
낫다 → 나아요
낫다 → 나으면
ㅅは残る
벗으면・빗으면
① どの活用でㅅが消える?|Ara式4分類で確認
文法用語では「母音で始まる語尾の前でㅅが脱落」と説明されます。
아/어母音活用
아/어요・아/어서・아/어도・았/었다
例:짓다 → 지어요
(으)子音活用
(으)면・(으)니까・(으)ㄴ・(으)ㄹ
例:짓다 → 지으면
(스)ㅂ니다 形
ㅅは消えません。
例:짓다 → 짓습니다
そのまま付ける文法
-고・-지만・-기 때문에・-는
例:짓고・짓지만
ㅅで終わる単語を見ただけで消すのではありません。 아/어母音活用か、(으)子音活用かを確認してから変化させます。
② 아/어母音活用|ㅅを消してから아・어を選ぶ
まず語尾「다」を取り、語幹末のㅅを脱落させます。
낫다 + 아/어요 → 나아요
짓다 + 아/어서 → 지어서
| 原形 | 後ろに来る活用 | 変化の途中 | 完成形 |
|---|---|---|---|
| 짓다 | 아/어요 | 짓 → 지 + 어요 | 지어요 |
| 낫다 | 아/어서 | 낫 → 나 + 아서 | 나아서 |
| 긋다 | 아/어도 | 긋 → 그 + 어도 | 그어도 |
| 붓다 | 아/어 보다 | 붓 → 부 + 어 보다 | 부어 보다 |
| 젓다 | 았/었다 | 젓 → 저 + 었다 | 저었다 |
아/어요・아/어서・아/어도・아/어 보다・았/었다に共通する 아/어の部分が重要です。
낫다 → 나아요であり、 × 나요ではありません。
同じように젓다 → 저어요で、 × 저요ではありません。
③ (으)子音活用|ㅅは消えても「받침あり」と同じ
ここがㅅ不規則で最も間違えやすく、最も大切なポイントです。
Ara式イメージ|ㅅの文字は消えても「받침の席」は残る
짓다 + (으)면 → 지으면
× 지면ではなく、 ○ 지으면です。
ㅅ不規則では、(으)活用の時に 元の語幹に받침があったことを覚えておくのがポイントです。
| 原形 | (으)活用 | 変化 | 完成形 |
|---|---|---|---|
| 짓다 | (으)면 | 짓 → 지 + 으면 | 지으면 |
| 낫다 | (으)니까 | 낫 → 나 + 으니까 | 나으니까 |
| 짓다 | (으)ㄴ | 짓 → 지 + 은 | 지은 |
| 붓다 | (으)ㄹ | 붓 → 부 + 을 | 부을 |
| 긋다 | (으)세요 | 긋 → 그 + 으세요 | 그으세요 |
| 짓다 | (으)ㅁ | 짓 → 지 + 음 | 지음 |
④ (스)ㅂ니다・-고・-지만ではㅅが残る
ㅅで終わるからといって、すべての活用でㅅを消すわけではありません。
| 活用タイプ | 原形+文法 | 正しい形 | ㅅ |
|---|---|---|---|
| (ス)ㅂ니다形 | 짓다 + (스)ㅂ니다 | 짓습니다 | 残る |
| (ス)ㅂ니다形 | 낫다 + (스)ㅂ니다 | 낫습니다 | 残る |
| そのまま付ける | 짓다 + -고 | 짓고 | 残る |
| そのまま付ける | 낫다 + -지만 | 낫지만 | 残る |
| そのまま付ける | 붓다 + -기 때문에 | 붓기 때문에 | 残る |
| そのまま付ける | 긋다 + -는 | 긋는 | 残る |
× 지습니다 / × 지고
○ 짓습니다 / ○ 짓고
⑤ よく使うㅅ不規則の代表単語
まずは使用頻度の高いものから、意味と一緒に覚えましょう。
建てる・作る・名付ける。
例:집을 지어요.
治る・よりよい。
例:감기가 나아요.
注ぐ・腫れる。
例:컵에 물을 부어요.
線などを引く。
例:선을 그어요.
つなぐ・結ぶ。
例:두 점을 이어요.
かき混ぜる。
例:국을 잘 저어요.
⑥ 過去形も、原形から文法を結合して作る
完成形を一つの単語として覚えず、過程を見せます。
ㅅを脱落させてから、語幹の母音に合わせて았/었を結合します。
⑦ 例外|웃다・씻다・벗다はㅅが消えない
ㅅで終わるすべての動詞・形容詞が不規則になるわけではありません。
笑う。ㅅを残します。
× 우어요 / × 우으면
洗う。ㅅを残します。
× 씨어요 / × 씨으면
脱ぐ。ㅅを残します。
× 버어요 / × 버으면
髪をとかす。ㅅを残します。
× 비어요 / × 비으면
湧き上がる・そびえる。ㅅを残します。
奪う。ㅅを残します。
最初は、よく使う不規則グループと変化しないグループを 例文の中で少しずつ分けて覚えるのがおすすめです。
⑧ 形が似ている単語は、活用も一緒に比べる
一文字違うだけで、不規則か規則かが変わる場合があります。
建てる・作る。ㅅ不規則。
犬などがほえる。ㅅではなくㅈなので、そのまま。
治る・よりよい。ㅅ不規則。
産む。ㅎをそのまま書く別の単語。
⑨ 日本人学習者がよく間違えるポイント
× 짓다 + (으)면 → 지면
○ 짓다 + (으)면 → 지으면
× 낫다 → 나요
○ 낫다 → 나아요
× 웃다 → 우어요
○ 웃다 → 웃어요
× 지고 / × 지습니다
○ 짓고 / ○ 짓습니다
① 原形から「다」を取る → ② ㅅ不規則の単語か確認 → ③ 後ろが아/어活用または(으)活用か確認 → ④ ㅅを脱落 → ⑤ (으)活用なら、ㅅが消れても括弧内の으を使う。
⑩ ミニ練習|ㅅを消す?残す?
答えを見る前に、「다」を取るところから声に出して作ってみましょう。
正しい形は何でしょう?
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지어서아/어母音活用なのでㅅが脱落します。
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나으면ㅅは脱落しますが、元は받침ありなので으を使います。
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부을ㅅ脱落+을。불ではありません。
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짓습니다(스)ㅂ니다形ではㅅを残します。
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웃어요웃다はㅅが消えないグループです。
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저었다ㅅが脱落し、ㅓなので었다を結合します。
韓国語「ㅅ不規則」よくある質問
Q. ㅅ不規則はいつ起こりますか?
Ara式では、아/어母音活用と(으)子音活用でㅅが脱落すると整理します。 (스)ㅂ니다形や-고・-지만などではㅅを残します。
Q. ㅅが消えたのに、なぜ「지면」ではなく「지으면」ですか?
ㅅ不規則は、(으)活用ではㅅが消れても元の語幹を받침ありとして扱い、 括弧内の으を使用するためです。짓다+(으)면は지으면になります。
Q. なぜ「낫다」は「나요」ではなく「나아요」ですか?
낫다のㅅが脱落した語幹나-に、아/어요の아요が結合するためです。 ㅅ不規則で並んだ同じ母音を一つにせず、나아요と書きます。
Q. ㅅで終わる単語はすべて不規則ですか?
いいえ。웃다・씻다・벗다・빗다・솟다などは、 母音活用や(으)活用でもㅅを残します。
Q. 「짓다」の過去形はどう作りますか?
짓다から다を取り、ㅅを脱落させて지-に었/었다を結合し、 지었다を作ります。지었다+아/어요で지었어요になります。
「ㅅは消えたのに、なぜ으が残る?」先生と“消えた받침の席”を追ってみましょう♪
Ara韓国語学院の生徒さんへ
ㅅ不規則は、単に「ㅅを消す」とだけ覚えると 지으면を지면にしてしまうなど、次の活用で迷いやすい文法です。
次の授業では、下の中から2〜3個を選び、 担当講師と一緒に原形から作ってみてください。
どこでㅅが消える?
なぜ으を使う?
부을まで作れる?
なぜㅅが消えない?
「ㅅを消す」という答えを覚える韓国語から、消した後まで自分で作れる韓国語へ。
変化の順番が分かると、初めて見る文法にも応用しやすくなります。
Araでは、完成形をそのまま覚えるのではなく、 原形から活用を組み立て、文法という「道具」を自分で使える力を育てます。
韓国語を「覚える」だけでなく、自分の言いたいこととして使えるようになりたい方は、 無料体験レッスンでAraの授業を体験してみてください。
あわせて読みたい|日本人が迷いやすい韓国語文法
不規則活用だけでなく、助詞や似た表現もイメージから整理してみましょう。
不規則活用を「分かる」から「自分で作れる」へ
Ara韓国語学院では、結果だけを暗記するのではなく、 原形から活用を組み立て、自分の言いたい内容として使えるようになるまで練習します。
아/어母音活用:ㅅ脱落 → 지어요・나아요
(으)子音活用:ㅅ脱落+받침ありと同じように으使用 → 지으면・나은・부을
(스)ㅂ니다・-고・-지만:ㅅを保つ → 짓습니다・짓고
웃다・씻다・벗다・빗다などはㅅが消えない
完成形だけを覚えず、 原形 → 「다」を取る → 後ろの活用を見る → ㅅを消すか判断 → 次の形まで作る という順番で練習しましょう。